遮断?サイバー攻撃?単純ミス?自民党サイトへの海外からのアクセス一時不能に

「自民党のウェブサイト、海外からアクセスできなくしたようです。 意味不明。政党としておかしいでしょ??」というツィートが流れてきた。自民党に確認すると「海外から、サイトが見られないという声が議員などに寄せられていて調査中。現在は回復している」との回答だった。自民党は意図的な遮断を否定している。海外からアクセスできなくなったのは4月28日頃から29日頃にかけてのようだ。4月27日には自民党保守派が海外邦人に一律10万円の新型コロナ現金給付を行うよう党幹部に要望書を提出している。

海外から一時アクセス不能となったとみられる自民党ウェブサイト

自民党のウェブサイトが海外からアクセスできないとのツイートは4月28日未明にあった。28日から29日にかけて、このツイートへのコメントが多数寄せられており、いずれも海外から自民党のウェブサイトにアクセスできないという内容だ。コメントでアクセスできない国や地域としてあげられていたのは、アメリカ、イギリス、スウェーデン、スペイン、ドイツ、フランス、インドネシア、タイ、マレーシア、ニュージーランド、フィンランド、台湾、韓国、フィリピン、チェコ、オーストラリア、ベトナム、アフリカ、スリランカ、イタリアなど世界中にわたる。VPN(Virtual Private Network)を使ってもアクセスできないといったコメントも。

5月1日に自民党に電話で確認したところ、対応に出た広報本部の男性職員は「(自民党)議員のもとに海外からサイトが見られないという連絡が複数あり、現在、調査をしている」という説明だった。しかし、電話をしている間に「回復しました」という説明があった。また、意図的な遮断については否定した。原因や海外からアクセスできなくなった期間、どのような処置を講じて回復したのか?、サイバー攻撃を受けた可能性などについて聞いたところ、現在、調査中とのことで回答は得られなかった。詳細についてはメールで問い合わせて欲しいとのことだったので質問のメールを送信したがこれまでに返信はなく、自民党のサイトにも障害情報などは掲載されていない。

自民党の公式ツイッターは4月29日午前11時7分に「自民党のウェブサイトが海外からアクセス出来ないという情報を頂いております。現在、調査中です」とのツイートがあるが、以降、この件に関するツイートは行われていないようだ。ニュースにもなっていないようだが、ネットには「自民党のサイトが海外からアクセスできない模様。外部を遮断?設定ミス?」というツイートのまとめ記事が生成されている。

自民党本部=東京・永田町

今のところ自民党サイトが4月28日頃から一時的に海外からアクセスできなくなった理由は不明だが、4月27日には自民党保守派が新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急経済対策に関する要望書を岸田文雄政調会長に手渡している。要望書は10万円の現金給付対象者を海外に住む日本人にも拡大するよう求めたもので、海外邦人にとって関心の高い内容と言える。まさにその直後から海外から自民党のウェブサイトにアクセスできなくなった状況だが、自民党は意図的な遮断を否定している。海外邦人から誤解を招きかねない状況で、自民党はウェブサイトが海外からアクセス不能になった理由についてきちんと説明をした方がいいのではないか?

(編集部)

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