ネット上の詐欺、犯人のほとんどは中国系か

ネット広告でzozo創業者の前澤氏など、有名人の名を語り、投資詐欺が流行中だが、ネット上の詐欺はそれだけではない。SNSを中心にオークションやECショップなどあらゆるネットサービスで詐欺は蔓延っている──。(編集部)

ネット上の犯罪に詳しいジャーナリストが具体的手口について解説する。

「最近はSNS上などの広告での投資詐欺が話題ですが、それだけではありません。例えばX(旧Twitter)やインスタグラムでは、アカウントを勝手にフォローされ、フォローバックすると、メッセージが来たりしますが、その99%はラインを聞き出して、詐欺サイトに誘導されます。また、ECショップでは、定価より1〜2割安い値段で売っていたりします。メルカリなどの大手プラットフォームに登録しているショップであったりして、安心しがちですが、詐欺の場合もあるで、不自然に安ければ警戒すべきでしょう」

そしてこれらの詐欺に共通しているのは、やり取りの日本語が辿々しいことだ。

「最初から外国人であることを明かしている場合もありますが、日本人名を名乗っていても日本語が辿々しく、翻訳サイトを使ったような不自然さがあります。そして振り込み口座名が中国人名になっていたりします。ネット上の詐欺と思われる犯人とのやり取りのほとんどが、同じような傾向があります。おそらくは、留学生や技能実習生の外国人、特に中国人が多いのではないでしょうか」

まずは怪しいフォロワーなどは相手にしてはいけないが、ECサイトでは、たとえ欲しいものが安く売られていたとしても、やりとりが正しい日本語か、住所が実在するかを確認してみよう。商品画像も、今ではグーグルの画像検索でネット上で拾ってきただけなのか、確認できる。流用していれば完全アウトだ。

くれぐれも安直な甘い罠には引っかからないようにしたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA