乃木坂46・梅澤美波1st写真集「夢の近く」―大人っぽさの中にギャップも

 アイドルグループ・乃木坂46の梅澤美波(うめざわみなみ)さんのファースト写真集「夢の近く」(講談社)。初版10万部、発売前重版1万部の計11万部で9月29日より発売をスタートし、版元の講談社によると好調な出足だという。都内と大阪の書店では写真集のパネル展も開催され、都内店舗には本人も訪問してパネルなどにメッセージを残した。

 梅澤美波さんは1999年1月16日生まれの21歳。2016年に乃木坂46の3期生オーディションに合格してメンバー入り。身長170センチとグループの中でもっとも背が高く、2019年3月からは講談社の女性ファッション誌「with」の専属モデルとしても活躍している。今回の写真集はそのwithのチームが制作したもので、オーストラリアのゴールドコーストなどで撮影が行われた。「何より現地の方達の優しさに触れとにかく癒しの旅でした」と撮影旅行について自身の公式ブログに綴っている。しかし、写真集の中身はというと、清楚系アイドルの一線を越えたランジェリー姿を初披露するなど大胆なセクシーカットにも挑戦した内容となっていてファンは穏やかでない様子だ。

パネル展開催の書店で1st写真集をアピールする梅澤美波さん=紀伊國屋書店新宿本店

 大童澄瞳の漫画「映像研には手を出すな!」を実写化した映画作品「映像研には手を出すな!」(英勉監督)で乃木坂46の齋藤飛鳥さん、山下美月さんとともにメインキャラクターを演じている梅澤美波さん。同映画の公開がコロナ禍の影響で延期されて9月25日の公開となったことから、1st写真集の出版と重なってメディアへの露出も増えている。「外見だけでなく、生真面目だけどヘタレという内面の可愛らしさもクローズアップされてきて、キャラクターも認知されているので、今後も注目され続ける方だと思います」とアイドル評論家の村山ひとしさん。アイドル写真集について「おしゃれに、ちょいセクシー、そして自然体を盛り込んだ写真集が昨今の主流」と分析したうえで、梅澤美波1st写真集については「梅澤さんの『大人っぽく見られがちだけど、子供みたいな面も可愛い』というギャップを感じさせる表情が多く、一方で大人っぽい、しっとりとした表情のカットにはさすがと思いました」と感想を寄せた。

 東京と大阪の書店ではパネル展も開催されており、講談社によると都内店舗には本人も訪問してパネルにメッセージを書き込んだり、ファンに見つけてもらおうと見つけにくい場所に「隠れメッセージ」を残すなどしたとのこと。パネル展はタワーレコード渋谷店で今月31日(土)まで、紀伊國屋書店新宿本店と梅田本店で同17日(土)まで、TSUTAYA EBISUBASHIで同18日(日)まで開催されている。梅澤美波1st写真集「夢の近く」はA4判オールカラー144ページで価格1800円(税別)。メッセージ付きポストカードが1枚入っている。

(内藤昌)

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